topics

トピックス

JA・組合員活動

ブロッコリー品質向上へ よく観察し 適期収穫を

2021.04.27

ブロッコリー品質向上へ よく観察し 適期収穫を

 JAおやまブロッコリー部会は4月16日、管内の4ヵ所で2021年産春ブロッコリーの現地検討会を開きました。部会員、関係者ら21人が参加し、生育状況や病害虫の発生状況などを確認しました。

 現在の生育は順調。気象情報に注意し、トンネル内の高温を避け(温度25度以下を目安)、病害虫防除を徹底することなどを申し合わせました。

 栃木県下都賀農業振興事務所の堀江收一技師は「収穫後は蒸散が激しく、しおれや黄化が出やすくなるため、気温の低い早朝までに収穫を終え、収穫したブロッコリーの温度上昇を防ぐこと。また、花蕾(からい)が500円玉程度の大きさになると約7~10日で収穫できるので適期収穫を実施してほしい」と呼び掛けました。

 舘野延男部会長は「今年は暖冬のため、例年とは違う傾向が見受けられる。今後は、畑の状況をよく確認して適期収穫をし、高品質出荷を目指そう」と話しました。

 同部会は30人の生産者が約9.1ヘクタールで栽培。4月中旬から6月上旬にかけ、約120トンを京浜方面に出荷します。栽培講習会や現地検討会などを開催し、部会員間の情報の共有と栽培技術の向上に努めています。出荷の際は、厳正な選果・選別を行い、産地のブランドを維持しています。