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春蚕繭 品質は良好 9戸が2トン

kaikoirasuto JAおやま養蚕部会は16日、小山市のJAおやま桑集荷所で、県内で最も早い令和初となる真っ白に仕上がった繭の出荷を行いました。今回は春蚕繭の「春嶺鐘月(しゅんれいしょうげつ)」約2㌧を出荷しました。繭の出荷は年5回(春蚕Ⅰ、春蚕Ⅱ、初秋、晩秋Ⅰ、晩秋Ⅱ)行われます。

 9戸の生産者が持ち込んだ繭を選繭台(せんけんだい)に乗せ、汚れ繭、穴開き繭、薄皮繭、玉繭などを手作業ではじく「選除繭(せんじょけん)」作業を行いました。染みの付いた繭などを取り除いた後、計量を経てトラックに積み込みました。繭は群馬県の碓氷製糸に送り、その後、煮繭(しゃけん)、繰糸作業を経て生糸となります。

 春繭は栄養価の高い桑の葉の新芽を食べるため、他時期と比べて作柄が安定しており、粒が大きくそろっています。一定量の繭から繰糸の重量割合(生糸量歩合)が高いのが特徴。極細の高級な生糸ができます。

 JAおやまの須藤日出夫さんは「桑の成育と蚕の飼育環境に適していたこともあり、良質繭を出荷できた」と話します。 

 栃木県の繭出荷量は群馬県、福島県に次いで全国第3位。JAおやまは毎年、小山市内の小学校へ出向いて「養蚕の授業」を行う他、5校に蚕を配布。絹義務教育学校では担当者が直接出向いて指導するなど、養蚕の周知に力を入れています。

Bとちぎ版=おやま・山田千晶・0616 令和初 繭出荷 (2)