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蚕お迎え式 学校で授業

Aとちぎ版=おやま・山田千晶・0521 蚕お迎え式(絹義務教育学校) (2)

 栃木県のJAおやまは、県内一の生産量を誇る養蚕を子どもに知ってもらおうと、JA管内の学校に出向いて「養蚕の授業」を開き、農業への理解と地域貢献につなげています。21日に絹義務教育学校の1、2年生57人が生活科の一環として「蚕と友だちになろう」をテーマにした授業を行いました。同校を含め、5校の学校に蚕を配布しました。

 校舎のある小山市絹地区は、かつて養蚕業が盛んで結城紬(つむぎ)の絹糸の産地として知られていました。同校は地区の文化を学ぼうと旧福良小学校で2012年から始まった「ふるさと学習」の一環として養蚕を取り入れています。

 今年も「蚕のお迎え式」を開き、飼育から糸紡ぎ、染色、機織りと養蚕業の全てを学びます。蚕のお迎え式では、養蚕指導員の阿久津玄司さんと、元養蚕農家の野沢正義さんが、蚕の育て方や桑の葉の重要性などについて児童に指導しました。

 児童は、JAおやま稚蚕飼育所で3齢まで飼育した普通蚕種「春嶺鐘月(しゅんれいしょうげつ)」と黄金色の繭を作る「小山黄繭(おやまおうけん)」の2種類2000頭を飼育します。

 廊下に設置した木製の蚕室「蚕の部屋」で、温度や湿度を管理しながら児童が桑の葉を与え、成長を見守ります。児童は、JAの稚蚕飼育所から持ち込んだ体長約2㌢の蚕を熱心に観察しました。今後、児童が桑の葉を与えて飼育・観察します。JAおやま職員も定期的に学校を訪問して、アドバイスすることにしています

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