ＪＡおやまで夏秋ネギの出荷が始まりました。ＪＡおやまねぎ部会は６月下旬、下野市の北部集出荷場で夏秋ネギの目ぞろえ会を行い、部会員、市場関係者ら約４０人が参加しました。現物を用いて、ネギ用の定規を手に規格を確認しました。

　目ぞろえ会では、市場関係者から調整の仕方の指導を受け、葉の長さは最低１２センチ残すこと、芯を除いて成熟葉を３枚残すこと、ぼけは１０センチ以内とし、それ以外は規格を落とすことなどを確認しました。

　栃木県下都賀農業振興事務所の津久井宏技師は「気温の上昇に伴い、病害虫の発生が懸念され、徹底した防除が重要」と話しました。

　同部会は３９人が所属します。軟白部の繊維が少なく、肉厚で食味が良い「春扇」、太りと伸びが良く、首部の締まりが良い「羽緑一本太」などを作ります。生産者は自主検査規格表に基づき出荷し、集荷所では抜き打ち的に検査指導を行うなど、品質の平準化に努めています。６月下旬から出荷のピークを迎え、１０月下旬まで県内と京浜方面に出荷します。