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蚕「晩々秋蚕」を配布

 9月18日、稚産飼育所で9月上旬にふ化した蚕「晩々秋蚕」を養蚕農家に配布する配蚕作業を行いました。

 蚕はふ化してから繭になるまで4回脱皮します。1~3齢期(2回目の脱皮をするまで)の稚蚕は、体が小さく弱いため、減菌された環境の飼育室で稚蚕人工飼料を与えて育てます。各養蚕農家には3齢(ふ化後約11日目)になった時点で配ります。

 この日は、栃木県ブランド「改良小石丸」と普通蚕種「錦秋鐘和(きんしゅうしょうわ)」合わせて39.5箱(約100万頭)を7戸の農家に配蚕しました。

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掃き立てを行う作業員
掃き立てを行う作業員====================================

 作業は緑色の鉄製パレット台の上で行います。白衣に身を包んだ作業員が、蚕座紙の上に広げた蚕と人工飼料を、羽根ほうきを使って丁寧に中央に掃き寄せ、紙ごと包み込みました。

配蚕口での
蚕をトラックに積み込む農家

 その後、配蚕口で待つ農家へ手渡し、各農家で飼育が始まります。

 今回の蚕は、10月上旬に上族(繭を作り始める状態)を行い、中旬に群馬県の碓氷製糸農協へ出荷される予定です。

 養蚕部会の近藤静夫部会長は「蚕は室温差が大きいと病気のリスクも高くなる。温度管理を徹底し、良質繭の生産に努めよう」と力を込めました。

 栃木県の繭出荷量は群馬県、福島県に次いで3位同部会は11戸の生産農家が高品質の繭生産に力を入れています。