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農作業負担軽減目指し全国初の試み/ジュース用トマト収穫機実演会 2013. 8.27

作業を機械上でできるすぐれもの
作業を機械上でできるすぐれもの

 トマトジュース原料の国産化を進めるカゴメ(株)と、生産者の所得安定のため同社との契約栽培の作付けを推進するJA全農とちぎは、ジュース用トマトの収穫期を目前に、同社開発の収穫用作業機「カゴメ式KTS‐1」を使用した実演会を8月9日、下野市で開催しました。同収穫機は全国で10台、各地域の生産農家へ試験的に導入。実演会を開くのは全国初の試みです。

 同社とJA全農とちぎが主催。ジュース用トマトを生産する上で、最も負担の大きい収穫作業における負荷軽減をすすめ、農作業の省力化、生産技術の向上・栽培規模拡大を目指します。

 収穫機の主な特徴は収穫作業を大幅に軽減し、初心者でも簡単に収穫できる点。株切り役と機械上での作業役に分かれ、3~5人で使用。まず、機械を畦にまたがるように設置。トマトを株ごと切り、先端のコンベアへ流します。コンベアが日よけのついた機械上の作業台までトマトを運び、株とトマトを手作業で切り離す。作業台の下にあるコンテナへトマトが流れ、切り離した株は後方の畦に落ちる仕組みです。

 手摘み作業の場合、収穫、運びだし、計量から積み込みまで約5つの工程作業を移動しながら行うのに比べ、収穫機は日陰の中で選別から計量までの作業を機械上で一貫して行うことができ、約3つの作業工程に短縮。畦の中からトマトを探す手間が省けることや、日陰の中で座りながら作業できること、通い箱の運搬回数が減ることなど、体への負担が大幅に軽減されます。

 実演会では、県内外のジュース用トマト生産者、関係者約60人が参加。会場はJAおやまジュース用トマト部会の前原隆さんのほ場。機械の概要説明を受けた後、実際に試乗・意見交換をしました。

 

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